★ サイト名の訳
※当サイト名は2008年3月20日まで『続!柔道部物語』でした。
これは柔道に関わった者ならご存知であろう。 そう、あの小林まこと氏の「柔道部物語」のパクリである。 私がこの漫画と出会ったのはまだ現役である時だったが、当時はそれほど面白いとは正直思わなかった。 と言うのもそれ以前に私はある柔道漫画を読んでいて、この「柔道部物語」はあまりにも現実的過ぎて興味がなかったのだ。 柔道ブーム全盛の頃、おそらく「柔道一直線」あたりだろうかと思われるが、私が読んだ漫画はその次の世代あたりである。
その名も「柔道賛歌」。 初版が昭和50年前後だから相当古い。 原作があの「巨人の星」の人だったと思う。 内容は千葉の漁村に住む巴突進太なる喧嘩番長が高校入学を機に柔道部へ入部し、星ひゅーまの如く次々と必殺技を努力と根性の末に習得してライバル達に勝利し、最後は師であり最大のライバルでもある利鎌竜平を、ついに世界柔道選手権大会で破るという、「柔よく剛を制す」をこれでもかと言わんばかりに読者に訴えかける努力と根性の話である。
簡単に言えば典型的な「スポコン」だ。 その中で何が魅力かと言えばはっきり言って主人公の巴などどうでも良い。 ライバルである利鎌竜平の繰り出すウルトラスーパー超必殺技「天地がえし」だ。 この技はくずし無用の無敵技。 いきなり相手を掴んだ刹那、相手はキリモミしながら天高くぶっ飛ばされる受身不能の殺人技なのだ。 主人公の必殺技には丁寧にコマ送りで技の解説を書いている本書もこの「天地がえし」にはそれも許さない。 主人公である巴の母は昔、講道館の花「女三四郎」と呼ばれた天才であったが、その母がようやく見破って解説してくれた。 原理はなんと体落としの二段投げという。 一度相手を体落としで投げた後、相手がまだ空中にいる段階でもう一度体落しをぶっ放すという奇跡の技である。 本当に奇跡である。 しかし私は子供心にこの奇跡を信じた。 「いつか会得してやる」と。 いま考えれば馬鹿なのだが・・・。
つまりこのような物凄い漫画をすでに読んでいる私にとって「柔道部物語」はあまりにも現実的過ぎるのだ。 しかし現役を去ってから柔道と無縁な生活を重ねるにつれ、その現実的な漫画が自分の高校時代と重なり、非常に懐かしく思えた。 我が部に「セッキョー」や「オハツ」などの儀式はなかったが、なぜか走馬灯のようにあの頃が頭を駆け巡る。
現役時代の「柔道部物語」は終わってしまったが、卒業してなお、かつての部員たちとの交流によって「柔道部物語」が半永久的に続くことを願い、このサイト名となった。
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