会長:大学部活編 第一話

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★ 会長:大学部活編 第一話

入学して間もないある日の四講時終了後、新一年生は全員怪しげなオッサン(先輩)達に体育館に監禁された。
おっさん達は数人ずつ何グループかに分かれて待機していた。

『え〜、これから名前を呼ばれた者はそれぞれのグループの所へ行くように』

それから一人ずつ名前を呼ばれ、どのグループへ行けばよいのか指示をした。
呼ばれて分かったのだが、それぞれのグループはクラブごとに分かれていたのだ。

『君達は高校の時、柔道部に所属していたわけだ』

グループのリーダーがメモを見ながら話し始めた。
おそらく大学側からそれぞれのクラブへ情報を流したらしく、99%が男社会であるこの大学では個人情報保護の概念は無きに等しかった。

『当然、君達はその経験を活かして柔道部に入部するよな?』
リーダーのオッサンは凄みのある声で一つしかない答えを我々に求めた。

『そう言えば、去年ゴネた者は夜の二時まで帰さなかったな、結局入部したけど』

さりげなく相棒に語り掛けてはいるものの、我々には脅迫にしか聞こえない。
ふと周りを見ると、この地獄から解放されたいばかりに入部志望の紙にせっせと名前を書き込んでいる者もいる。
しかし、大学では立派にグータラすることを目標にしてきたワシにとって柔道部入部は避けなければならない。
と言って、このまま入部を拒否し続けることも難しそうだ。
なぜならそのことは無意味だとすでに釘を刺されている。
さて、ワシの運命や如何に?

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